ISO 80369-3コネクタの接続口はその構造上、栄養剤等がコネクタの凹部に残ってしまう可能性がありますので、栄養剤等の投与が終了したら直ちにコネクタを洗浄するようにしてください。
コネクタ(オスコネクタ)の凹部に栄養剤等が付着しないよう、栄養剤等の注入を開始する前に次の点について注意してください。
1予め栄養投与チューブに栄養剤等を充填する場合は、栄養剤等がチューブ先端のコネクタに到達する前に充填を止めて、コネクタの先端に余分な栄養剤等が付着しないようにします。 コネクタの先端に栄養剤等が付着した場合は、清潔なガーゼ等を使って余分な栄養剤等を取り除いてください。
2ISO 80369-3のシリンジを使って栄養剤等を注入する場合は、シリンジで栄養剤等を吸い上げたらシリンジの先端を清潔なガーゼ等で拭いて、余分な栄養剤等を取り除いてください。
3栄養剤等の注入が終わったら直ちにオスコネクタを洗浄してください。
オスコネクタに付着した栄養剤等が乾いてしまうと、栄養剤等が落ちにくくなってしまいます。
1アルコールを使ってオスコネクタを洗浄しないでください。[オスコネクタが破損する可能性があります。]
2乾燥機等を使うなど、オスコネクタに熱をかけて乾燥させないでください。[オスコネクタが変形、破損する可能性があります。]
3患者さんにカテーテルが留置されている状態で洗浄する場合は、カテーテルを強く引っ張るなどしてカテーテルに負荷がかからないように注意してください。[カテーテルの事故抜去に繋がる可能性があります。]
胃瘻交換用カテーテル(クリニー コンパクトタイプ)をご使用の場合は、下記の方法では洗浄しないでください。[カテーテルに負荷がかかりバルーントラブル等の原因になります。]
1微温湯を入れたコップ等にカテーテルのオスコネクタを浸します。
2オスコネクタが微温湯に浸された状態でカテーテルを数回振り、 付着している栄養剤等を取り除きます。
3洗浄が終わったら清潔なガーゼ等でオスコネクタに付着した水分 を取り除いて、自然乾燥させます。
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